「入れ歯は難しい～！」

これは我々歯科医の本音です。特に歯が一本も無い、つまり、今まで何十年もかかって２８本以上の歯を失った人のための“総義歯”は難しいです。本当です（キッパリ）。

私は歯学部を卒業して“入れ歯専門の医局（総義歯補綴学）”に所属し、１０年間、入れ歯作りに関する、臨床・研究そして教育だけをしてきました。こんな私が言うのですから間違いはありません（笑）。これ、本当なんです。こう見えて私は、入れ歯の専門医なのです。

私の師匠は、故加藤吉昭教授です。この先生の作る総義歯は、もう“芸術作品”の域に達していました。とても美しくしかも機能的で、見ているとついうっとりとしてしまいます。人間国宝級の先生だと思っています。

この“天才教授”のもとで見よう見まねで始まった私の“入れ歯修行”も、振り返ってみますと、はや４０年になろうとしています。あららって感じですね、“光陰なんとか”とはよく言ったものです（笑）。

こんな私でも入れ歯作りには日々難儀をしているのですから、取り立てて修行をしたわけでもない先生方はどのようにしているのか心配になります。もっともこれは“大きなお世話”でしょうが・・・。

「入れ歯が合わなくてお孫さんと食事ができない」「入れ歯が落ちちゃうので好きなカラオケに行けない」「結婚式にお呼ばれしたけど、入れ歯があたって痛くて食事ができないので、欠席」「お友達に旅行に誘われたけど、入れ歯が合わず皆と食事ができないので、お断りした」などなど・・・そうなんです、何をするにもどこへ行っても、食事はつきものなんですね。

いかがですか？入れ歯でお困りの方、亜流ではない、本物の“義歯”を味わってみませんか？あなたの貴重な“人生”が一変しますこと、請け合いですよ（笑）。